ケーススタディ

Case 07

テレビ北海道さま
「プライベートクラウド上での4K・2K編集などに関する実証実験」

株式会社テレビ北海道と当社が共同で実施したプライベートクラウド上での4K・2K編集等に関する実証実験の事例を紹介いたします。

テレビ北海道さま<br>「プライベートクラウド上での4K・2K編集などに関する実証実験」

Point

  • プライベートクラウドの仮想マシン上に番組編集システムを構築
  • セキュアで高速・低遅延なネットワークを介し、リモート接続による映像編集作業を実施
  • 作業ボリュームなどに応じて、仮想マシンのリソースを柔軟に変更させて効率的に利用できるシステム環境の実証

課題

高速で大容量な放送番組システムの効率的確保

放送局においてコンテンツの多様化への対応を行うために、高速かつ大容量の放送番組システムを効率的に確保しなければならない状況にあり、その解決策を探るため、テレビ北海道さまと共同で今回の実証実験を実施しました。

施策

プライベートクラウドと仮想化による番組制作システムの実証

本実証実験では、当社のS.T.E.P プライベートクラウドサービスの仮想マシン上にテレビ北海道さまの編集システムを構築しています。
L2L経由でテレビ北海道さま本社からリモートデスクトップで接続し、映像編集作業を行うと同時に、コンテンツや作業内容の種別に応じて仮想マシンの仮想リソース(CPU、メモリー)を柔軟に変更させ、物理リソースを効率的に利用できる放送番組制作システムの実証実験を実施しました。

実証の結果、汎用業務用のリモート端末から仮想マシンによる編集操作がストレスなくできることが確認でき、現行システムの編集機とクラウド型の仮想編集機がほぼ同等の編集速度であることを確認しました。
また、映像素材(4K・2K、素材数)と仮想マシンの仮想リソース(CPU、メモリー)の組み合わせを変更させて編集操作(通常再生、早送り再生、指定時間へのジャンプ、書き出し)の時間や回線帯域を確認することで編集素材と編集操作内容に応じた必要なリソースを定量的に把握することができました。

お客さまからのコメント

テレビ北海道 株式会社 技術部 兼 DX推進部 今岡 大樹さま

今回の実証実験では、編集業務の繁閑に応じて仮想編集機の台数および性能を柔軟に変更することにより編集機の効率的な利用ができたことや、新型コロナウィルス感染対策として密をさけたリモート編集作業を実証できたことは非常に評価ができると考えております。

その他のケーススタディ